フィリピンに入国する際に利用する「eTravel」と「eGovPH 」の違いや、それぞれの特徴、登録手順をご紹介します。
こちらは公式のHPのサイト。基本的には、顔の写真の撮影などスマホを利用して、登録申請をするのがスタンダードとなっているので、スマホからアプリをダウンローしていくのが一番手っ取り早いのかなと思います。
また番外編としては、海外赴任・海外駐在される予定の方にはeSIMが非常にオススメです。
これは一時的に海外旅行や現地を確認しに行く際にWi-Fiを持たずとも現在お使い頂いているSIMカードのままで使えるサービスとなっております。
オススメはairaloというeSIMの大手サービス
以下の紹介コードを新規登録の際に入力して頂ければ$3の割引を入手することができます。
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それではいってみましょう。
eGovPHとeTravelの違いって?
eGovPHとeTravelの違いが正直分かり難いという声をよく耳にしますので簡単に理解できるように図式化してみました
上記の様な大枠はeGovPHの中に覆われており、その中の一つの申請プラットフォームとしてeTravelがあるという構図です。申請にあたっては以下を実施する必要があります。
- 政府が管理するeGovPHというプラットフォーム(アプリベース)に登録
- eGovPHの中で、入国管理プラットフォームのeTravelに情報連携してフィリピン政府にアプリで詳細の入国情報を申請
ですので、入国者は2回登録する必要があります。eGovPHへの情報登録→eTravelへの登録
これらをアプリをインストールしてそれぞれを実施しなければいけないことが複雑さ、混乱の原因になっております。
フィリピンはソフトローンチ大好き国家ですので、全員が厳格に提示を求められている訳ではありませんが、徐々に厳しくなっていくと思われわすので、登録をお忘れなくどうぞ!
関連記事として、9gビザ(いわゆるフィリピンで働く駐在員)を取得している方はフィリピンからの出国時に毎回1人あたり高額の現金を空港で支払う必要があります。詳細は以下にまとめております👇
フィリピン入国するには何が必要なの?
フィリピンに入国するにあたって以下の3点が必要となります。
- 往復の航空券
- 有効期限が6ヶ月以上あるパスポート
- eTravelの登録申請(eGovPHへの登録も必要)
往復の航空券
こちら旅行者は往復の航空券が通常はあるので問題ないかと思いますが、海外赴任で来られる方も往復の航空券が無い場合基本的には入国することができません。ですので、一度往復航空券を購入して、ビザの申請後に帰りの飛行機をキャンセルするという手法が取られます。こちらの詳細は各エージェントに相談してください
有効期限が6ヶ月以上のパスポート
意外に見落としがちなのが、きちんと6ヶ月以上の有効期限があるかどうか。こちら国ごとに必要な有効期限が違うのですが、6ヶ月以上あれば基本的には問題無く入国することが可能ですので、出国前に必ず有効期限を確認しましょう。
eTravelの登録申請
少しここからがややこしくなりますが、2024年3月以前にはeTravelというWeb上で申請可能なeTravelというオンラインフォームがありました。
しかし、こちらこの申請方法が廃止となり、前述した通りeGovPHという行政が発行しているアプリ内での申請方法に変更されました。
つまり、
- eGovPHのアプリをダウンロード
- eGovPHに情報入力し登録
- eGovPHとeTravelの情報連携し詳細情報を再度入力
- パスポート情報、個人情報、顔写真登録
- QRコード発行
というプロセスに変更。
もっと端的に言いますと、オンライン・アプリのみでの税関申告申請に変更
詳細は後述します。
ワクチン接種証明書
コロナワクチン接種証明書の提示は不要となりました
eGovPHの特徴と登録手順
特徴:
- eGovPHはフィリピン政府が提供するデジタルプラットフォーム、主にフィリピン国内の政府機関が提供するサービスへのアクセスを一元化することを目的
- ユーザーは様々な政府文書の電子申請や情報取得、公的サービスの利用手続きをオンラインで行うことができます。これにより、物理的な場所に赴く必要なく手続きが可能
とは書いていますが、入国時以外でこのアプリを開くことは基本的にはありません。
必要書類:
以下はスマホでアプリに入力する際に必要となります
E-チケット、航空券予約確認書
パスポート
ホテル住所・滞在先の住所
eGovPH登録手順
- eGovPHの公式ウェブサイトまたは提供されているモバイルアプリにアクセスします。
- アカウント作成のため、新規登録をクリックします。
- 必要な情報(氏名、メールアドレス、携帯電話番号など)を入力します。
- 入力情報を確認し、登録を進めます。
- 登録が完了したら、利用したい政府サービスを選択し、その指示に従って必要な手続きを進めます。
それでは以下に詳細の登録方法を見ていきましょう
eGovPHのアプリをダウンロード
申請プロセス
初回登録の場合は【Sign up here】をクリックしてください
フィリピンの携帯電話番号を持っている方
フィリピンの携帯電話番号を持っている方は+63以降に0を除いて、番号を入力しましょう
フィリピンの携帯電話番号を持っていない方
番号を持っていない方はメールアドレスでの登録が可能ですので、チェックボックスをクリックしましょう
ワンタイムパスワード(OTP)を入力し承認完了する
携帯電話番号であれ、メールアドレスであってもワンタイムパスワードの入力が必要となりますので、入力してください
6桁の自分で設定する数字の認証番号を登録
詳細情報を認証するためにVerify Nowをクリック
詳細事項入力
詳細情報を入力し完了します
スマホでパスポートの撮影・情報入力
パスポートの情報を自動で登録するために、【Capture your Passport】をタップする
スマホで自身の顔写真の撮影
パスポートの情報を登録後、下部の【Tap to launch Camera】をタップし撮影する
署名を指で記載
登録したメールアドレス宛に送られてくるコードを入力
ここまで来たらもうすぐで完了となります。
上記で入力しているメールアドレス宛に6桁の一時的に発行されるコードが送られてきますのでそちらを入力してください。
eGovPHの入力申請完了
お疲れ様でした。下の画面が出たらeGovPHの申請が完了となります!!
続けてeTravelの申請を進めましょう。
eTravelの特徴と登録手順
特徴:
- eTravelはフィリピンに入国するすべての旅行者が利用する必要があるシステムです。
- 主に健康状態の申告や旅行履歴など、COVID-19関連の情報を政府に提供するために使用されます。
登録手順:
- eTravelの公式ウェブサイトにアクセスします。
- 必要情報(パスポート情報、飛行情報、健康状態に関する情報など)を入力します。
- 入力した情報を確認し、提出します。
- 登録完了後、承認された健康申告書がQRコードで発行されます。
- スクリーンショットを取ることをオススメします。スマートフォンに保存して、入国審査時に提示します。
この仕組み自体がeGovPHのアプリに組み込まれました。
eTravelへの登録
ここからはeTravelへの情報を登録していきます。ホーム画面をクリックして、中段ぐらいにあるeTravelの画像をクリックしてください
パスポート情報に特に変更がなければ、【Yes】をクリック
eGovPHの情報とeTravelの情報を連携するため【I Agree】をクリック
上記Yesをタップ後に【Add Family Member】というタブが中段にあるのでご家族の詳細情報を入力しましょう
家族の詳細情報を入力する。一人ずつの入力が必要
住所を入力する。親アカウントの住所のコピーをクリック
家族の関係性を入力
ホーム画面に戻り【New Travel Declaration】をタップして、到着の詳細情報を入力していきます。
フィリピン到着72時間前(3日前)からの受付け開始されます
30日以内の体調不良の履歴を申告します。
これらを入力してeTravelの申告は完了となり、QRコードが発行されます
公式サイトの、よくある質問の日本語訳
どのような人がeTravelに登録または更新する必要がありますか?
次の人々がeTravelシステムに登録・更新する必要があります。外交官およびその家族、外交使節団のメンバー、9(e)ビザ保持者、外交・公用パスポート保持者を除く:
- 到着するフィリピン人および外国人の乗組員
- 到着するフィリピン人および外国人の旅客
- 出発するフィリピン人旅客。
eTravelに登録または更新するための費用は必要ですか?
いいえ、eTravelの登録・更新は完全に無料であり、オンラインでの支払いを要求したり収集したりすることはありません。登録・更新時に支払いを要求する偽のウェブサイトや詐欺的な団体に注意してください。異なると主張する者を見つけた場合は、このリンクhttps://cicc.gov.ph/report/ を通じてサイバー犯罪調査調整センター(CICC)に報告してください。
eTravelを使用するためにインターネット接続は必要ですか?
はい、eTravelはオンラインプラットフォームであり、インターネットアクセスが必要です。eTravelを使用する際には、良好で安定したインターネット接続を使用することを強くお勧めします。
フィリピンに到着してからですとネットが不安定なこともあるので、事前申請をすることを強くオススメします
フライト(旅行)前の数日間にeTravelに登録できますか?
はい、フィリピンへの到着または出発の72時間(3日)前までに登録可能です。旅行者は搭乗前にeTravel登録の証明を提示することが求められます。
はい、そのため、必要に応じて健康境界当局によって簡単に分類され、指導されます。
eTravelのウェブサイトまたはアプリケーションを閉じる前に、QRコードのスクリーンショットを撮るかダウンロードしてください。そのQRコードは、搭乗前に航空会社の代表に示す必要があります。
eTravelで成功して登録した後に発行されたQRコードがある場合、どうなりますか?
eTravelに提出されたデータはBOQによって確認および検証されるため、緑のQRコードを受け取った場合、到着時に直接入国審査に進むことができます。しかし、赤いQRコードを受け取った場合は、入国手続き前にBOQによるさらなる検査を受ける必要があります。
緑と赤のQRコードの違いは何ですか?
提出された情報が適切かつ完全である場合に緑のQRコードが発行されます。一方、提出されたデータが不完全/誤っている場合や、旅行前の過去30日間に病気であったり、病気の人や感染症/伝染病が知られている人に接触した歴史がある場合には赤いQRコードが発行されます。
eTravelのQRコードをスクリーンショットではなく印刷することはできますか?
はい、eTravelのQRコードを印刷することもできます。
QRコードのスクリーンショットを失くした場合、どうすればよいですか?
「登録の編集」タブを使用して個人のQRコードを取得し、データを閲覧することができます。プロファイルを開くには、https://etravel.gov.ph/search にアクセスし、参照番号と生年月日を入力して続行を押します。
登録に成功した後に情報に間違いがあった場合、情報を編集することはできますか?
国境管理当局(BOQおよび移民局)によって処理および確認されていない限り、いくつかのデータを「登録の編集」タブを通じて変更することができます。
eTravelウェブサイトで複数回登録した場合、どのQRコードを使用すべきですか?
どちらのQRコードでも使用できますが、検査時には一つだけを提示する必要があります。異なるQRコードを提示すると、遅延や不便が生じる可能性があります。
以前にeTravelウェブサイトに登録したことがある場合、毎回旅行するたびに再登録する必要がありますか?
以前にeTravelに登録したことがある場合は、旅行するたびに詳細を更新するだけで十分です(項目3に記載のカテゴリーが必要)。旅客はe-travelの「登録の編集」タブで状態/eTravelレコードを更新でき、乗組員は「登録済みクルー」でこれを行います。
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