コロナも終わり、マニラでもあちこちで日本人駐在員の姿をよく見かけるようになりました。
休日ともなると、日本食スーパーマーケットに駐在員らしき車がズラリと並び、周辺のスーパーを周遊されている光景もよく目にします。
今回は、日系企業でフィリピンに進出している企業の業態と、オフィスがどこにあるのかを調査してみました。
目次
フィリピン進出企業の業態
詳細は下の表ですが、主要な10業態を抽出しました
- サービス: 64社
- 電気機械、家電の製造: 64社
- その他: 45社
- 雑貨の製造: 36社
- 商業 (輸出入): 33社
- 化学・化学品の製造: 27社
- 建設: 25社
- 運輸、通信: 23社
- 金属製品の製造: 23社
- 輸送機械の製造: 21社
日系企業の強さ・現状を示しているグラフになっており、電気製品・工業製品関連の企業が多く日本に進出しておりました。
日系企業のオフィス所在都市
次に、日系企業のオフィス所在地別に多い都市・地域のトップ10をまとめました。
- マカティ市 (Makati City): 61社
- ビナン (Binan): 35社
- ロサリオ (Rosario): 27社
- ダスマリニャス (Dasmarinas): 16社
- サルセドビレッジ (Salcedo Village): 14社
- カランバ (Calamba): 13社
- オルティガスセンター (Ortigas Center): 13社
- スタ・ロサ (Sta. Rosa): 9社
- レガスピビレッジ (Legaspi Village): 9社
- サント・トマス (Sto. Tomas): 8社
日本食・食材店がマカティに多いのも納得かと思います。多くの企業はマカティにオフィスを構えており、その周辺で日本人が住まい、食べ物を購入するという構造が成り立っております。
その中でもマカティで有名な高級日本料理店の築地さんは夜になると高級車がズラリと並ぶ界隈でも有名なお店。
築地
https://www.tsukiji-restaurant.com/
ビナン(Biñan)も日本企業の工場が多く並ぶ地域でSanta Rosa やAlabang周辺にも多くの日本人駐在員の方が住まわれています。
企業分析までは今回は実施しませんでしたが、成長が著しいBGCにすんでいる日本人は増えているものの、BGCにオフィスを構えている企業はソフトウェアであったり新規業態の企業が多く、日本企業でオフィスがあるのはほとんどありませんでした。
コロナ以降、マカティからBGCへ人が流出しているため、更に日本企業がBGCへも入ってきて頂き、日本食スーパーの拡充がなされることを期待しています。
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